検索順位にふりまわされていませんか?アルゴリズムの仕組み
【投稿日】2023.11.15【更新日】2024.03.06
カテゴリー:制作者ブログ
こんにちは!
大阪を中心に、京都や兵庫など関西圏内の法人様、個人様のホームページ制作や更新・運用をお手伝いしている、ひつじウェブです。
突然ですが『アルゴリズム』という言葉を聞いたことはありますか?
アルゴリズムとは、直訳すると「算法」
問題を解決するための計算方法や公式のようなものです。
今日は、ホームページの更新や運用をする上で、絶対に見過ごすことができないGoogleアルゴリズムについてリサーチした記事を書いていきます!
Table of Contents
Googleアルゴリズムとは?
まず、Googleアルゴリズムとは何?という方に解説します。
Googleアルゴリズムとは、Googleが独自に設けた検索ルールです。
検索をした際、インターネットの世界にあるたくさんの情報の中から、ユーザーにとって有用で正しい情報をきちんと提供しているかどうかで、順位を決定します。
Googleの使命とは?
Googleは以下のような使命を掲げています。
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。
引用元:Google
つまりGoogleは、ユーザーに正しい情報をきとんと整理して、多くの人に伝えるという部分を大切にしています。
2023年11月に大きなアルゴリズムの変更が行われました
Googleは、2023年11月「November 2023 core update」を実施しました。
これは、Googleのアルゴリズムの大幅な変更を意味します。
すなわち、検索の順位が大幅に変動することになります。
これまで上位をキープしていたサイトも、特に変更を行なっていないにも関わらず、大きく順位が変動しやすくなります。
逆に下位だったサイトが、突然何の前触れもなく急激に上がることもありえます。
アルゴリズムの変動は毎日行われる
実はアルゴリズムの改善・変更は、小さいものを含めると年間で500回以上も起きています。
しかし、小規模な変更は検索順位にさほど影響はありません。
大きな変更を及ぼすものが、コアアルゴリズムアップデート(コアアップデート)と呼ばれるものです。
こちらは年に2〜4回ほど行われています。
検索順位の変動にふりまわされないために
サイトを所有している方は、ご自身のサイトを毎日のように検索して、今の順位が何位だろうと気にかけている方もいるかと思います。
アルゴリズムが変化するたびに順位が変わってしまい、慌ててページを更新してみたり、内容もまとまらないまま、やみくもにブログを書いてみたりと、されてはいないですか?
検索順位の変動は毎日上下することが当たり前です。
ですので、順位は数日スパンで見て一喜一憂するのではなく、数週間、数ヶ月スパンで動向を確認するのをお勧めしています。
順位が下がったからといって、すぐにサイトの変更を行うのではなく、時間をある程度置いて、順位の動向を静観し、焦らず落ち着いて施策を行うことをおすすめしています。
しっかりと作り込まれていれば順位は安定する
ホームページそのものがユーザーのことを考えた作りになっていて、日頃からしっかりと更新も行われていれば、順位は安定しやすくなります。
ユーザーにとって良質なホームページであること、土台がしっかりとして、尚且つメンテナンスもゆきとどいていれば、高頻度で起こるアルゴリズム変更にも動じることがなく順位を安定してキープできる傾向にあります。
検索、新基準『E-E-A-T』
では、Googleは何を基準に順位を決定しているのでしょうか?
最新の基準は、
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
と、されています。
従来のE-A-Tにもうひとつ、E(経験)が加わりました。
専門性・権威性・信頼性に関しては特に「医療・法律・金融」といったジャンルにおいて、それぞれの専門家が書いた記事は信頼度が高いとされますが、逆に素人が書いた記事だと信頼度は低くなります。
医療や健康に関することは医者や医療従事者などに、法律や事件に関することは弁護士や法律家など、お金に関することはファイナンシャルプランナーや保険会社などが執筆するべきとされています。
新たな基準『Experience(経験)』がキーポイント
コンテンツ作成者自身が身をもって経験しているかどうかが重要になります。
SNSなどでは、実体験のレビューなども多く見られますし、参考にする消費者側の方も多くいます。
良い商品は多くのカスタマーにより評価を得ます。
そうなると、その商品の価値は上がり信頼もできますよね。
しかし、ここでの「経験性」は、さらにもう一歩踏み込んで、コンテンツ作成者自身がその商品を日常生活で使っているかが問われます。
記事のジャンルにもよりますが、コンテンツ作成者の過去の実務経験や、実績や成果などが実際にあるかどうかが重要です。
では、経験性が欠けるものとはどんなものでしょうか?
以下に例を挙げます。
- 医者としての資格は持っているが、実際に診療はしたことがない人の治療に関わる記事
- デザイナー経験がない人が書いた、デザイン事務所ランキング
- その場所に実際行ってない人が書いた観光地巡りのレポート
などです。
誰かの情報を搾取することや、調べ上げることで知識やノウハウは知ることができますが、コンテンツ作成者が実際に経験をし、その場へ足を運んでいるかの違いはかなり大きいものがありますよね。
ですので、ホープページやブログでは、こういったGoogleが掲げる「経験性」に留意しながら、コンテンツを作成することになります。
ホームページの運用もアルゴリズムとともに常にアップデート
以上、Googleアルゴリズムについてみてきました。
Googleアリゴリズムの変更により、検索順位が変動しますが、日頃より正しくホームページが運用されてれば慌てることはありません。
長い目で見た、健全な運用方法を考えていくことが重要です。
その要素として、Googleが掲げるユーザーファーストに沿った基準を満たしていきましょう。
過去にはホームページを持ってるだけで良かった時代もありましたが、今は、そのホームページの質を問われる時代です。
我が家のように、こまめにメンテナンスをして日々の掃除や整理整頓を積み重ねていくことが運用です。
そして、時に改築や修繕を施しながら、ホームページを育てていきましょう。
せっかく作ったホームページも放置していてはもったいないですし、過去の記事などにエラーの対象があっては検索のルールから外れてしまいます。
そして、その検索のルールすらも、時代と共に書き換えられていきます。
ひつじウェブでは、Googleアルゴリズムの動向に注視することはもちろん、特別な解析ツールや分析結果をこまめにチェックしながら、インターネット情勢のめまぐるしい進化と共にホームページの運用・修正・更新・代行などをお手伝いします!
まずは現状をお話しください。親身になってお答えいたします。
ご相談・お問い合わせはこちら
追記:Googleアルゴリズムのコアアップデート2024年3月6日最新
本日、2024年3月6日にGoogleがコアアップデートを発表しました!
今回の発表は、一言で言うと「上位のランキングを狙っただけの低品質なページのランクを下げる」です。
従来のコアアップデートと違うところは、スパムポリシーにも言及して複雑で多角的な方面から記事への信頼性を検証するということです。
そのため、ランキング結果には1ヶ月ほど時間を有するとしています。
しかしながら、その分順位が大きく変動すると見られます。
具体的には
- ホスト貸し(サブドメイン貸し)をしている。
- サブディレクトリ貸しをている。
- 自動生成で作られた質の低いページをたくさん作っている。
- 自動生成AIによるオリジナリティのない記事を大量に作っている。
などが挙げられます。
繰り返しますが、Googleの目的はユーザーに正しい情報をきとんと整理して、多くの人に伝えることです。
調べたいものを検索をした時に、同じ画像や同じ文章が乱立していては、ユーザーにとって混乱を招きます。
すでにSNS などでは閲覧数を増やすために、投稿とは全く関係のないトレンド入りしたハッシュタグが多く使われていたりします。
同じようなことがGoogleの中で起きないよう、記事や投稿が正しくオリジナルのものであり、ユーザーに有益であることを重要視しています。
新しくなったスパムポリシーはアメリカ時間の5月5日から開始されるとのことなので、今のうちにぜひホームページ内の改善やリライトをお勧めします!